15年振りの昇段審査     盛岡支部 若林 武司 (56歳)

 

200123日、前回の東京本部道場での四段の昇段審査から15年、その間には東日本大震災があり、個人的にはアキレス腱断裂があり、年齢も56歳、体力、技術、精神力の衰えも感じ昇段審査を受ける気持ちは無くこのままで良しと思っておりました。3,4年前から狐崎先生にそろそろ受けるときじゃないですか、といわれながらなんだかんだ理由をつけて断ってきました。201511月末にまた狐崎先生よりそろそろいいんじゃないですかと言われましたが次の一言で受ける決意を決めました。『東塾長の目の黒いうちに』。

決めたからには潔く日常生活から非日常生活に変え、エレベーターは使わず階段の二段上り、膝が痛くてやめていたランニングの再開、200mダッシュ、縄跳びなどスタミナつくりから始めました。最初は歩いたほうが早いくらいのランニングでしたが、今では普通に走れるようになりました。1ヶ月間しかなかったですが逆に1ヶ月だったので集中してできました。

201619日、審査結果はぎりぎりの合格でした。111引き分けプラスアルファです。このプラスアルファで韓国の支部長の方と格闘ルールで試合をしてカウンターの後ろ蹴りをもらい1本負け。もらった瞬間、わき腹が折れたかなと思い、明日からの仕事のこととか入院かなとか頭の中をぐるぐると駆け回りました。でもなんともなかったので負けたことより無事だったことのほうがうれしくホットしました。

応援してくれた一般部のみなさん、少年部のみんな応援ありがとうございました。盛岡に無事帰ってきました。次はみなさん、みんなが昇級、昇段です、やればできます。がんばりましょう。

先日、狐崎先生より新しい黒帯と五段の認定証をいただきあらためて喜びを感じております。

東塾長、狐崎先生、ありがとうございます。今後も大道塾で精進、努力に努めたいと考えます。                        押忍