念願の黒帯

 盛岡市立城西中学校  飛澤 乃希



私は、小学五年生から弟と空道を始めました。空道を始めたきっかけは、 お父さんが空道で二段を取ったと聞いて、とてもかっこいいと思ったからです。 始めたばかりの時は、早く覚えてみんなに追いつこうと思い、練習に励みました。そして、初めて出た東北大会、六年生の時に出た青森大会、私は一勝もする ことができませんでした。私は「次に出る東北大会で一勝することが出来なかったら、辞めよう」と思っていました。しかし、東北大会で一勝することができました。

私は、空道の楽しさに気づくことができ、次の大会では優勝して全日本に出るという目標を持ち、家や道場で沢山練習をしました。そして、東北大会。結果は準優勝でしたが、初めて賞状とメダルを貰うことができ、全日本に出場することができました。一回戦は、勝つことができ、次も勝って決勝に行こうと思っていました。しかし、自分の力を発揮できなかったり、技術不足などで負けてしまいました。

ついに昨年、黒帯の初段審査を受けることになりました。基本、移動、体力審査を終え、最後の審査である、組手、相撲をしました。十人と戦うのに必要な体力などが足りず、5.5勝というポイントにも届かず、合格することができませんでした。
そして、二回目の初段審査。今まで練習したことを思い出し、今度こそは絶対合格しようと思いました。試合を終え、結果を見ると合格していました。
とても嬉しかったし、空道を続けてきて、改めて良かった思いました。

これからは、黒帯としての自覚を持ち、今までより一層練習に励んでいきたいと思います。そして、狐崎先生はじめ、一般の皆さん本当にありがとうございました。

 

乃希、昇段合格おめでとう

                                         飛澤 乃希の母


乃希(のの)が空道を始めたのは、小学5年生、弟の周希と一緒に入門しました。
少し始めるのが遅かったかなぁと思いましたが、「黒帯をとる」という目標に向かって日々稽古をがんばり続けました。

ちょっと不器用な乃希は、道場や自宅で練習をする際に、うまくいかないことも多く、しばしば泣いていました。                                                            
大会に出場し、試合で一勝もできず、本人は次の大会で勝てなかったら大道塾を辞めようかと思っていたみたいです。

しかし、小学6年生時、東北大会で一勝する事ができ空道の楽しさと自分に自信がつき、中学生になっても空道を続けたいという気持ちが強くなったようです。      中学に入り、東北大会で準優勝の成績を修め、その後初の全日本大会に出場できました。
そして、その年の12月、黒帯取得をかけた審査受験に挑みましたが、自分が思っていたような結果をだせず、保留(不合格)となりました。弟の周季も同様に、受験に挑み、弟が先に初段合格となり、乃希はとても悔しかった様子でした。                                                                                                           

今回、2回目の審査受験となり、難関である10人連続組手を達成し初段合格となりました。
以前から、大道塾を辞めたいと言った時もありましたが、今まで続けてきて良かったね と思います。                                                                                                              
空道を通じて、学んだ礼儀や忍耐力、継続する努力を忘れず、これからもがんばって欲しいと願っております。                                                                                                
最後に、狐崎先生はじめ先生方、本当にありがとうございました。           これからもよろしくお願いします。